ヒグマ学習会「ヒグマとどう向き合う?」
歳の瀬も迫ってきました。毎日が日替わりメニューの活動ですが、23日は、年内最後の西・手稲健康友の会の幹事会に参加。並行して、お一人暮らしの高齢者の方の病院受診のサポートをしました。事情があって1年間病院を受診することが出来ず、お薬の中断を余儀なくされていたので、年越し前に、無事お薬をもらうことが出来ました。「今日は良い日になりました」とご本人も安心していました。(私もホッとしました。)
今年札幌の住宅街に出没し、全国でも大きな問題になった熊ですが、どう向き合っていくのか、問題提起がありました。
事前にヒグマの会発行の「これからの10年ヒグマと向き合うグランドデザイン」を読んで参加しましたが、クマは、怖いイメージから、どう共生するのか、私自身の認識が大きく変わる学習会で、正しい知識を持つことや、事故を減らす事、被害を最小限に抑え、人里への出現を抑止する事のためには、根本的な専門的な人材の育成が不可欠であることが豊富なデーターや、海外の事例などから強調されていました。説得力のある提言に課題が
整理され、理解が深まりました。
北海道のヒグマ管理計画はありますが、それを実行するための体制や、予算が少ない事が大きな問題で、近隣自治体との情報共有や、連携で直ぐにでも改善できることがあることもわかり、政治の責任で進める課題だと思いました。
海外のクマ対策の実践研究などにも積極的に関わってこられた間野先生のグローバルで豊かな実践に基づくお話は、野生動物との共存を目指す情熱と豊かさを感じ、哲学的だと感じました。今後のクマ問題の課題と向き合う姿勢が変わるきっかけを与えて下さった大変有意義な学習会でした。(感謝)


コメント
コメントを投稿